迷子の柴犬さんの保護(1)

現在、迷子の柴犬さんを保護しています。
この柴犬さんについて書いてみようと思います。

2014年5月29日

この日は運命づけられていたのではないかというくらい、朝からてんやわんやな日でした。
午前中にみっちりと詰まったノルマを終え、少し休みたいとぐったり横たわっているところを
なぜか蓮がその日に限って容赦なく、「起きて、散歩に行こう」と言うのです。
蓮は私が本当に疲れているときや具合の悪い時は、決してわがままを言いません。
その蓮が横になっている私の体の下に自分の上体を突っ込んで、起こそうとするのです。

やれやれ、この忙しいのに。
でも退屈させてしまったから、気分転換に少しだけ連れて行ってやるか…。

そう重い腰を上げざるを得なかったのも、不思議な縁だと思います。

散歩をしているとゴロゴロと雷の音がとどろきはじめ、
空には黒い雲が広がってきました。
そろそろ帰ろうかと思いながら、伝右川沿いをふと見ると、
向こうから一匹の柴犬さんがゴキゲンな足取りで歩いてきます。

「???」

首輪はしています。
ノーリードで散歩をさせているのか(いけません)、それとも散歩中にリードが外れてしまったのか、
近くに飼い主と思われる人がいないか見渡しましたが、誰も居ません。

近くには交通の多い道路があります。
とにかく保護しないと危険です。
幸いにも蓮のリードは両端がフックになっているので
少し警戒して私達を遠巻きに逃げようとする柴犬さんをうまい具合になだめすかして、
蓮のリードの片方をつなぎました。

これまた不思議なことに、以前も蓮の散歩中に迷子犬を見つけて保護するという同じようなことがありましたので、
今回も「やれやれ、またか」という気分でした。
すると柴犬さん、あろうことか、首を振って首輪抜けをして逃げて行ってしまったのです!

「あっ、あーっ!!」

首輪が緩くないかどうか確かめる間もない間の出来事でした。
あの動きは首輪抜け常習犯に違いありません。
この首輪は柴犬さんの身元につながる唯一の手がかり。
柴犬さんの身の安全のためにも、首輪がないまま逃がす訳には行きません。

蓮とどんどこどんどこ、追いかけて追いかけて…
ようやく確保し、今度はしっかりと首輪をしめ直しました。
(元々着けていたときはベルト穴二つ分も緩い位置についていました。)

両頭のリードに二匹の犬。
しかもこの犬同士は初対面。柴犬さんと私も初対面。
柴犬さんは脚を突っ張ったり地面に寝転がったりして、なかなか動こうとしません。
雷の音はいよいよ大きくなり始め、このままでは降られていしまいます。
この柴犬さんが雷に驚くタイプの犬だと、また逃げようとしたりパニックになったりするかも知れません。
「急がねば!」
そんな私の気持ちを汲んでか、蓮が柴犬さんをまるで牧羊犬が羊を追うようにしながら、
自宅まで何とか歩かせてくれたのでした。

shibainu1蓮「だれ?君、だれ?」

 

shiba&renn蓮「ほら!しっかり歩いて!」

 

「…さて。」

柴犬さんの身元を確かめ、飼い主さん探しをしなくてはなりません。
残念ながら首輪には連絡先も鑑札も注射済票もありません。
前回の迷子犬の保護の際は、近隣の動物病院がかかりつけ医ならスタッフの方が見覚えがあるかも知れないと思い、
尋ねてみたところビンゴでした。
従って今回も同様に尋ねてみましたが、マイクロチップも入っておらず、何しろ個体数の多い柴犬です。
もしかしたらと思われたかかりつけの犬は別の犬でした。
ひとまず即席で作ったチラシの掲示をお願いして戻ってきました。

一番身近な所での手がかりが無いとなると、次は保健所警察に連絡です。
地元の保健所と管轄の警察に連絡を入れましたが、今のところ該当する問い合わせは入っていないそうで、
保護した柴犬と私の情報をお知らせし、飼い主さんからの問い合わせを待つことになりました。

「君はどこの誰なんだろうね…」

せめて鑑札注射済票がついていたら。
せめて迷子札がついていたら。
せめてマイクロチップが入っていたら。

犬は喋れないのですから、迷子になった際に犬の身元が分かるものを着けていなければどうしようもありません
飼い主は犬の保護者であり、ベストパートナーであるべきです。
その犬を愛するならば、慢心せず常に用心して、
こうした犬を護る対策を取って欲しいと私はいつも言い続けているのに…。

柴犬を保護したのが15時。
動物病院に行き、仮のチラシを作り、保健所と警察に電話をし、色々な調整をしているうちに夜になっていました。
もし今日この犬がはぐれたのだとしたら、飼い主さんも明日までは保健所等への問い合わせができません。

明日、問い合わせの連絡がありますように…。

柴犬さんには玄関でお休み頂き、翌日を待つことになりました。

shibainu1

 

柴さん、お食事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

shibainu3(………!美味しい!!)

そうでしょうとも。素材のいい安心なプレミアムドッグフードですよ。
どこかの犬さんをお預かりする訳ですから、低品質なものはあげられません。

 

 

 

 

 

 

 

 

shibainu4(おかわりは…)

我が家にそういう制度はありません。健康としつけのためです。
あしからず。

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、蓮は…

renn_shiba1この向こうに柴さんが…。気になるなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

renn_shiba2「かばさん、柴さんと遊んできちゃダメ?」

いけません。柴さんはもうお休みです。

 

 

 

 

 

 
shibainu5おやすみなさい…。
知らないところで不安だろうけど、ゆっくり休めますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

迷子の柴犬さんの保護(1)」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 動物看護師統一認定試験、受験!合格!! | Ataraxia -アタラクシア-

コメントを残す